ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

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 ア・リーグのスカウトは「一塁と三塁は打力が求められる。村上も岡本も本拠地球場が狭いだけに残した数字の割り引きが必要だし、打率が低い点も気になります」と、こう続ける。

「村上は通算打率が.270、今年は.244、昨年は.256。岡本は通算打率が.273、今年は.280、昨年は.278でした。メジャーで成功した松井秀喜は海を渡る直前の4年間、井口資仁は直前の2年間、いずれも3割をマークしています。メジャーである程度の成績を残そうと思ったら、日本以上に球速があって変化球も鋭い投球にコンタクトする技術が必要になる。ただ、村上の方が年齢が若くノビシロがあり、WBCで時速185.3キロの打球を放ったようにスイングスピードが速い。村上の方が高い評価を受けるでしょうけど、吉田正尚(レッドソックスと5年約135億円)や鈴木誠也(カブスと5年約128億円)のような契約にはならないでしょう」

 前出の友成氏も「メジャーはハイファストボール全盛期。155キロ以上のスピンが利いた直球を高めにバンバン投げ込み、トドメに低めの変化球と、高低差で打者の目線を狂わせる。2人が対応できるかは疑問です」と話している。

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