佐々木朗希はカネにも執着か…チーム力は度外視、4球団との面談で見えてきた"共通項”

公開日: 更新日:

「僕はお金持ちになりたいんです」

佐々木にはそれが引っ掛かったのではないだろうか。かつてスポニチのインタビューに答えてこう言っている。

「僕はお金持ちになりたいんです。お金が欲しいわけではないけれど、自分が誰かのために、行動を起こすには、どうしてもお金が必要だと思うんです。そういう時に、自分の生活ができる上で、周囲に対して何かできるぐらいのお金を持っていたい。引退した時に、何かに使えるぐらい。そういうことをしたいと思っています」

 仮に今オフでなく、25歳になる2年後にメジャー挑戦すれば、25歳ルールには抵触しない。メジャーの投手史上最高額となる12年約465億円でドジャース入りした山本由伸(26)くらいの大金を手にする可能性もあった。にもかかわらず、そうしなかったことに関して、代理人のジョエル・ウルフ氏はこう言っている。

「佐々木の目を通して見ると、人生に絶対はない。彼の人生で起こったことを見ても、彼は何も当然とは思っていない。2年後に山本のような契約を結ぶという絶対的な保証はない。彼は2度、肩を故障しているし、脇腹を痛めたこともある。思うようにいかない可能性もある」

 つまり「人生に絶対はない」から、チャンスがあるうちにメジャーにチャレンジしたい。制約があったとしても、その範囲内で「周囲に何かできるぐらいのお金を稼ぎたい」と考えているのではないか。

 入団当初の年俸は制限されても、本拠地の市場規模がデカければ、より多くのスポンサー収入が期待できる。バックには敏腕代理人も、マネジメントを担当する大手広告代理店もついている。

 面談という2次選考に進んだ球団を見る限り、佐々木の選択肢のひとつはビッグマーケットに本拠地を持つチームという気がしてくるのだ。

  ◇  ◇  ◇

ところで、ロッテにとってスペ体質の佐々木朗希は「足枷」になっていたと言っても過言ではない。いったいなぜか。球団を困らせた深刻な事情とは何か。佐々木がいなくなり石川柊太が入団したことがもたらす「圧倒的メリット」とはいったいどのようなものか。

●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    どこも書かない「箱根駅伝 山の神」のつくり方…指導経験者が“ルール破り”の実情を激白

  2. 2

    中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到

  3. 3

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ

  4. 4

    NHKは「同様の事案はない」と断言するが…フジテレビ問題で再燃した山口達也氏の“EテレJK献上疑惑”

  5. 5

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  1. 6

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 7

    フジテレビが2023年6月に中居正広トラブルを知ったのに隠蔽した「別の理由」…ジャニーズ性加害問題との“時系列”

  3. 8

    箱根駅伝で創価大も起用 ケニア人留学生の知られざる待遇

  4. 9

    フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」

  5. 10

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽