私が巨人の監督なら「八回・マルティネス、九回・大勢」でいく。“格”からして当然だ
チームの順位にあまり関係のないところで投げてきた抑えと、優勝に直結する展開で投げてきた抑えとでは、同じポジションでも“格”は変わってくる。その点で、修羅場をくぐり抜けてきた大勢の方が“格上”と考えるべきだろう。
マルティネスがキューバメディアの取材に「日本シリーズに出場し、優勝することが夢だった」と話しているように、来季の巨人はリーグ連覇と日本一奪回を狙う。そういうチームで勝敗の責任を背負う経験を彼はしていない。プレッシャーと期待は中日以上。苦しい思いもするだろう。
私が監督なら、その重圧と大勢のプライドを考えて、「八回・マルティネス、九回・大勢」でいく。どちらにも十二分に力を発揮してもらうためだ。2人の状態によってシーズン中に順番を入れ替えるのはいいが、スタートはこれがベストだと考える。