ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…まあ、」

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特にポテンシャルを感じる若手投手2人

佐々木朗希(C)ロイター/USA TODAY Sports

 【前編】で今季の課題と野手について語った吉井監督。インタビューの2回目は佐々木朗希(23=ドジャース)の抜けた投手陣と、佐々木本人に関して聞く。今回は【後編】。

  ◇  ◇  ◇

 ──投手陣について。昨年10勝した佐々木の穴をどう埋めるか。

「佐々木の課題にもなっていくんですけど、先発がゲームの半分以上を投げるので、先発の調子をしっかり1年間維持させるのがチームにとってプラスかなと考えています。先発の勝ち星は時の運があるので、そこはあまり考えてなくて、イニング数を埋めてくれるか、その中でチームに勝つチャンスをもってきてくれるかですね」

 ──FAでソフトバンクの石川柊を獲得しましたが、小島、種市と並ぶ3本柱くらいに期待してますか。

「実績は彼らより上だと思っています。年齢が33。ちょうど、もうひと伸びできる時期。いままで以上のパフォーマンスを期待しています」

 ──新外国人のサモンズ。

「スタッフの報告では先発で使って欲しいと。先発で考えています。彼も日本に来て、ちょっと緊張気味。これからどうなっていくか見ていきたい」

 ──3年目の田中晴など若手の先発候補で期待できる選手は?

「田中晴、中森……あとは年齢はいってますけど、石川歩(36)がかなり調子良さそうなので。彼が復活してくれたらホント、エースクラスなので、期待はしています」

 ──抑えは益田で定着させますか。

「この2年間、リリーバーはだれがどこを投げるかは決めないと選手たちには言っています。クローザーはだれというのは言ってないんです。結果として益田が一番セーブを挙げてますけど、そのゲームの中で一番大事なところに一番いい投手をつぎ込んでいきたいと思っているので。いままでの実績と実力からいったら益田になってしまうんですが、新しいピッチャーにも出てきて欲しい。昨年活躍した鈴木、あと朗希の同級生の横山、22年のドラフト1位の菊地……この辺の若い子がどーんと出てこないかなと思ってます」

 ──22年にロッテで49試合に投げたゲレーロが戻ってきた。

「あのシーズンは、自分はアメリカに(指導者の)修業に行っていたのであまり見ていないんです。ただ、いろいろな周りからの情報では、あのころよりまた成長しているらしいので、楽しみです」

 ──佐々木への期待と課題を伺いたいのですが。

「いまとなっては彼に対して何も思うところはないんですけども……まあ、 

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