車の故障に寝坊…早朝の「トラブル」もうまく切り抜けました
寝坊は1度だけあります。12年ごろと記憶しています。芹澤信雄さんがVISA太平洋マスターズに出場したときです。芹澤さんは御殿場市在住で会場までは愛車ですぐ。大会期間中は芹澤さんの別宅に泊まっていました。その日はどういうわけだか、目覚ましをセットせず、寝てしまったのです。
翌朝、芹澤さんからの電話で目が覚めました。携帯の時計を見たら、出発時間の5分前です。
「梅、そろそろ行くか」
「おはようございます。すぐそちらへ行きます」
落ち着いた声でそう答え、電話を切った瞬間から、ゲームでもやっているかのように急いで着替え、何もなかったような顔で別宅の階段を下りていき、寝坊はバレずにすみました。選手に起こされるキャディーなんて失格ですからね。このときは肝を冷やしました。
藤田寛之さんの専属時代にも電話で起こされたことがあります。ブリヂストンオープン(千葉)のときです。
「おい、何やってんだよ!」
電話の向こうで藤田さんが珍しく怒っています。しまった、寝坊したか!
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