A・ロッドは大量の水分摂取…「ドーピング隠蔽」驚きの手口
13年にはイタリア人長距離ランナーのデービス・リカルディが国内のレース後に受けたドーピング検査で、偽のペニスに禁止薬物の成分が混じっていない尿を仕込んだことが発覚。イタリア・オリンピック委員会から2年間の出場停止処分を受けた。
偽物ではなく“本物”に細工したケースもある。男子ハンマー投げのアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)は金メダルを獲得した04年アテネ五輪で他人の尿を自身の尿道から挿入。証拠隠滅を図ったが、IOCが過去に採取した尿と比較すると別人のものだったことが判明して金メダルを剥奪された。
女子選手では肛門に正常な尿を仕込み、不正の隠蔽を図ろうとしたケースも報告されている。
ドーピング検査の解析技術は年々、進化している。下手な小細工はしない方がよさそうだ。