大学スポーツ薬物汚染「底なし」の元凶…今度は名門・関学大アメフト部で大麻疑惑、毛髪検査は拒否
今度は西の雄である。
アメフトの大学日本一を決める甲子園ボウルを制すること最多の34回、昨年の同大会で6連覇を果たした関学大に違法薬物問題が発覚した。
日本アメリカンフットボール協会が30日、6月から7月にかけて行われた20歳以下のU20日本代表のカナダ遠征中に、関学大の5選手に重大な規律違反があったとして、当該選手に処分を下したと発表。そのうち1選手は「大麻含有製品の蓋然性がある物質を所持・使用した」とし、日本代表資格を無期限停止に、同大には当該選手の無期限活動停止を勧告した。
大学アメフト部では、歴代2位の甲子園ボウル制覇21回を誇る日大が昨年、大麻や覚醒剤など違法薬物による部員の逮捕が相次ぎ、廃部になったばかりである。
30日夕方に会見した関学大アメフト部は冒頭、池埜部長が「処分が下されたことを重く受け止めている。大変、申し訳ありませんでした」と、カナダ遠征に帯同していた同部の大村監督らとともに謝罪したものの、「協会の発表内容と見解の相違がある」とし、処分を受けた5人に実施した尿検査の結果を陰性だったと公表。「使用の事実を認定する証拠を把握していない」としたうえで、チームの活動を継続する方針を明言した。