日大アメフト部の新設案に入学予定の高校生抱える強豪校顧問が悲鳴!「ずっと宙ぶらりん」
廃部したかと思えば、たったの1週間で復活?
複数の部員が違法薬物事件で逮捕され、12月15日に廃部が決定した「フェニックス」の愛称で知られる日大アメフト部に新展開があった。同大はさる21日、部員や保護者、来年度入学予定の高校生らに対し説明会を開催。年内にも新たなアメフト部を新設し、年明けにも活動を始める指針を示したという。現在と同様、予算面で優遇があり、推薦入学が可能な競技スポーツ部になるよう調整しているらしい。
事実上の「活動続行」宣言だが、部は廃部を経て新設されるため、関東学生アメフト連盟を一度退会し、再加盟する見通しだ。その場合は3部リーグからの参入になる。
迷走が続く日大に対し、来年度に進学予定だったフットボウラーを抱える高校側からは悲鳴が挙がっている。これまで多くの選手を日大に送り出している東日本のアメフト強豪校の顧問が言う。
「廃部が決まってから、日大はこちらに『入学予定者に不利益にならないようにする』としか説明していません。高校生の人生を大きく狂わせることになるかもしれないのに、ずっと宙ぶらりんにされていました。学内の混乱が収拾していないのでしょうが、我々への配慮、誠意があったとは到底言い難い。そんな状況で部を新設しますといわれても、『はい、そうですか』とは受け入れられませんよ。日大は廃部決定後に新たな受け皿を作ると言った。てっきり別の大学を紹介をするなど、別の選択肢を示してくれると思っていました。誰が今の日大アメフト部に入部したいと思うんですか!」