「蘇活力」南和友著
およそ2万例の心臓血管手術を執刀し、67歳の今も現役で活躍する心臓外科医の著者。元気と活力の秘密は、自律神経を鍛えて血流をコントロールする健康法にあるという。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、毛穴や血管を収縮させて体を奮い立たせるアドレナリンや、リラックスさせるエンドルフィンを分泌させる。双方がバランスよく強化されることで、免疫力が高まり、体力の衰えも食い止められるそうだ。
自律神経は、呼吸を意識するだけでも鍛えられ、息を吸うことは交感神経を活発にし、吐くことで副交感神経が優位になる。1日数回、深呼吸する習慣をつけるのがお勧めだ。他にも、五感を使う、感動するなど、著者が実践する自律神経強化法を紹介する。
(アチーブメント出版 1100円)