「じつは怖い外食」南清貴著
外食で提供される恐ろしい食材のあれこれがまとめられている。
例えば、「米」。古くなった米には、特有の酸化した臭いがあったり、精米の際に乾燥してひび割れることがある。これをごまかすために使われているのが精米改良剤と呼ばれるもので、プロピレングリコールという石油系化学薬品が主体の液体プラスチックだ。薬事法においては表示が義務化されているのに、食品衛生法では“加工助剤”という位置づけのため、表示義務がないというから不気味だ。
発がん性のある業務用醤油、海外では規制される硝酸態窒素まみれのサラダ、抗生物質たっぷりの焼き魚など、ランチは愛妻弁当ではなく毎日外食というサラリーマンに恐ろしい真実が突きつけられる。
(ワニ・プラス 800円)