「ストレスが消える『しない』健康法」小林弘幸著
上司や部下と衝突してストレスを受けたとき、体の中では自律神経のバランスが乱れ、血液がドロドロになり、脳に十分なブドウ糖が運ばれなくなって感情の制御ができなくなるなどの変化が起こる。こんなとき、「ストレスをためないようポジティブシンキングになろう」なんて言われるが、医師である著者はストレスはメンタルで処理するのではなく、行動からアプローチすることで自律神経を整えるべきだと主張する。
その方法は実に簡単。例えば、朝食を外食にする。気分が落ち込んでいるときは食欲がなくなるが、あえて外に出かけてしっかりと食べることで、この行動が刺激となり自律神経のバランスが整うという。目からうろこの新しいストレス対処法が分かる。
(KADOKAWA 780円)