「『食べてはいけない』『食べてもいい』添加物」渡辺雄二著
日本の大人が1年間に摂取する添加物の量は、何と7.68キロといわれている。
一切の添加物を避けて生活することは、もはや不可能な時代。せめて発がん性などが懸念される危険な添加物は避けるという手段しかないだろう。
例えば、明太子やタラコの発色剤として使われる「亜硝酸Na」は、魚卵に含まれるアミンという物質と結びつき、強い発がん性を持つニトロソアミン類に変化する。コンビニの明太子やタラコおにぎりに使われていることが多いので要注意だという。
他にも、脳腫瘍のリスクが高まるとされるダイエット甘味料の「アスパルテーム」、肝臓への影響が懸念される魚肉ソーセージの着色料「赤106」など、知っておきたい添加物の悪影響について詳述していく。
(大和書房 1200円)