「探偵・竹花 帰り来ぬ青春」藤田宜永著

公開日: 更新日:

 探偵の竹花は、若いときにパリで知り合った旧友の作家、国分の娘・麗子の依頼で、姿を消した国分の行方を捜す。数日後、竹花は長野県の別荘で首を吊っていた国分の遺体を見つける。警察は自殺と断定するが、麗子は自殺を認めず竹花に調査を頼む。タクシー運転手らへの聞き込みで、数日前に上諏訪の小料理屋の前で国分が外国人の男と立ち話をしていたことが分かる。しかし、調査は行き詰まり、竹花は麗子に調査の終了を告げる。そんな中、中央区で外国人が拳銃の暴発で死ぬ事件が起きた。小料理屋の女将に確かめると、死んだジュリアンは、国分が立ち話していた男だった。

 人気ハードボイルドシリーズ最新刊長編。

(双葉社 1900円+税)

【連載】土曜あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動