「なぜ、『おなかをすかせる』と病気にならないのか?」石原結實著
健康のためには朝食をしっかりと食べるのがよい――。西洋医学や栄養学では、こうした考え方が一般的だ。しかし、ライフスタイルが多様化した現代、夕食の時間が遅くて朝になっても胃腸に食物が残っていたり、睡眠時間が短くて起床しても胃腸が働かない場合もある。
こんなとき、無理に朝食を取ると消化しきれない食物が体に悪影響を与えると著者は言う。血液中に糖や脂肪などの成分が過剰になったり、老廃物が増加する「お血」の状態を招き、生活習慣病からがんに至るまで、さまざまな病気のリスクを高めるのだという。
これを防ぐには、1日1度“空腹”の状態をつくるのがよい。著者が勧める「朝だけ断食」や、朝食代わりの生ジュースの作り方なども紹介する。
(プレジデント社 1300円+税)