「ルック・バック・イン・アンガー」樋口毅宏著

公開日: 更新日:

 アダルト雑誌の出版社で働く白鳥は、世界は自分のペニスを中心に回っているとの信条でこれまで生きてきた。

 14歳のときの2歳年上の恋人から現在に至るまで、白鳥はこれまで愛してきた女を、すべて他の男に抱かせてきた。他の男に抱かれた女を取り戻そうと必死にもがくときだけ、彼の愛は起動するのだ。営業部の女子社員・怜子も例外ではない。白鳥は怜子を上司の蜂村に抱かせたこともある。選択肢を与えられず隷属する怜子は、やがて土日にソープ嬢として他の男に抱かれるようになる。(「白鳥讃歌」)

 その他、酒に溺れるロック狂の男など、著者の編集者時代の体験をもとに破天荒な男たちの生きざまを描いた連作集。(祥伝社 570円+税)

【連載】文庫ワールド

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  3. 3

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  4. 4

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  5. 5

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  1. 6

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場

  2. 7

    フジテレビ「中居正広氏に巨額賠償請求」あるか? 「守秘義務解除拒否」でウソ露呈

  3. 8

    今田美桜「あんぱん」に潜む危険な兆候…「花咲舞が黙ってない」の苦い教訓は生かされるか?

  4. 9

    Kōki,『女神降臨』大苦戦も“演技”は好評! 静香ママの戦略ミスは「女優でデビューさせなかった」こと

  5. 10

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ