全人類が集まってジャンプすると、大量の墓が必要になる!?

公開日: 更新日:

「すべての人間が1カ所に集まりジャンプしたらどうなるか」。そんなバカげた疑問に真剣に答えているのが、ランドール・マンロー著、吉田三知世訳「ホワット・イフ?」(早川書房 1500円+税)。ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに34週連続ランクインした大ヒット作であり、あらゆる突拍子もない疑問に対し、科学や数学、そしてシンプルな漫画を用いて答えを導き出している。

 全人類が1カ所に集まり、できるだけくっついた状態で一斉にジャンプするとどうなるのか。実は、地球にはほとんど何の影響もないという。地球は人間全員を合わせたよりも10兆倍も重い。全人類が一斉に地球を蹴って跳び上がっても、原子1個分ほども押しやることはできないそうだ。

 さらに、人間全員が数十センチの高さから着地すると、理屈の上では大きなエネルギーが加わることになる。しかし、地球上の人間すべてが集まるには、アメリカの北東部のロードアイランド州を埋め尽くすぐらいの面積が必要だ。つまり、着地のエネルギーも広い面積に分散されてしまうため、せいぜい地面に足跡が付く程度なのだ。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭