「イタリア『色悪党』列伝」ファブリツィオ・グラッセッリ著

公開日: 更新日:

 イタリア史を彩る「凄くて、悪くて、モテまくった」男たちの人生を、彼らの身近にいた人物からの視点でドラマチックに描く歴史読み物。

 紀元前57年、ローマ暦697年の2月、ローマ軍の兵士アメリウスは、女との情事中に命を狙われた総司令官のカエサルを救った功績から専属の護衛兵に抜擢される。以来、「影」としてカエサルと行動を共にするアメリウスは、彼がローマの元老院議員の妻から、平民の娘、そしてクレオパトラまで、ありとあらゆる女たちとベッドを共にするのを間近に見る。

 その他、侍従長の目に映る15世紀の法王アレッサンドロ6世や音楽家プッチーニなど、7人の功績を彼らの夜の生活とともに描く。

(文藝春秋 780円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出