タイトルが“すごい”本特集

公開日: 更新日:

「辺境生物はすごい!」長沼毅著

「辺境」とは過酷な環境で生命体が非常に少ない場所。砂漠、深海、高地、極地……誰も行きたがらないところばかり訪れている著者が、自身の紆余曲折の研究人生を振り返りながら、辺境生物に教わった人生哲学をつづる。

 そもそも辺境生物はライフサイクルが遅い。動物なのに物を食べないチューブワームの中には250年以上生きる種もいる。ダイオウグソクムシは5年絶食しても生きている。マイペースでひっそり長生き、究極のスローライフを実践する辺境生物こそが自然界の主流ではないかという。弱肉強食の競争社会に疲弊した人、社会常識に疑問を抱く人は開眼するかもしれない。(幻冬舎 780円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主