「闘う君の唄を」中山七里著

公開日: 更新日:

 喜多嶋凛が就職した神室幼稚園は、見城真希が率いる保護者会が牛耳っていた。

 遠足の目的地もお遊戯会の演目も保護者会が決める。園長の京塚は見城の言いなりだが、それは15年前の事件のためだという。3人の女児が送迎バスの運転手に殺されるという事件があり、責任を問われた京塚は保護者会に頭が上がらなくなったのだ。

 だが、納得がいかない凛は独自のやり方で園児の教育に当たり、一目置かれるようになった。そのころ、刑事が幼稚園にやってきて15年前の事件について調査を始める。そして、凛の秘密も明らかに……。

 幼稚園教諭のヒロインが活躍するミステリー。(朝日新聞出版 1500円+税)

【連載】今日の新刊

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動