「釜石の夢 被災地でワールドカップを」大友信彦著

公開日: 更新日:

 今春、4年後に日本で開催されるラグビーワールドカップの開催都市のひとつに、東日本大震災の被災地・岩手県釜石市も選ばれた。日本選手権7連覇の名門・新日鉄釜石ラグビー部の故郷だ。本書は、新日鉄釜石を前身にするクラブチーム「釜石シーウェイブスRFC」の選手やOB、市民ら、ワールドカップ招致に奔走した人々の姿に迫った文庫書き下ろしノンフィクション。

 2011年、震災直後からボランティア作業に従事した選手やスタッフは、チーム存続の危機に見舞われながら、トップリーグ昇格を目指してシーズンイン。そんな中、チームのマネジャーがワールドカップ招致を復興のシンボルにと発案。OBを巻き込み、実現不可能といわれた招致活動が始まる。(講談社 650円+税)



【連載】文庫あらかると

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出