「秋しぐれ」辻堂魁著

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 大関昇進を目前にした関脇の鬼一は、弟弟子のもめ事に巻き込まれ、やくざを殺し、江戸払いとなった。15年後、旅回りの浪人相撲の一座に加わって諸国を巡ってきた鬼一は、妻と娘に会いに江戸に舞い戻る。同じころ、渡りの用人務めを生業にする市兵衛に、御徒組組頭役の旗本・伊之助から仕事の依頼が舞い込む。聞くと、芸者のお梅を身請けするために札差の茂吉に借りた30両の借金が120両に膨れ上がってしまったという。100両を超えてから茂吉の催促が厳しくなった。伊之助は婿養子で借金がばれると、離縁されてしまう。内緒で解決したい伊之助は、市兵衛に茂吉との交渉を頼みたいという。

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