“ふうせん”で追う宇宙への夢
「宇宙開発はアート」/「宇宙」「ものづくり」「発明」がクロスするとき/「初日の出」を宇宙から撮影、などのエピソードが魅力的。なかでも、「凧揚げ」感覚のバルーン空撮法は「開かれた科学技術」を模索する著者ならでは。糸付き風船のため、機材回収が楽になりハードルがぐっと下がる。予算は1万円ほど。「趣味の空撮」としては現実的な数字だろう。
年明けの、新たな夢への「一歩」に勇気と希望を与えてくれる一冊だ。(キノブックス 1400円+税)