「長く健康でいたければ、『背伸び』をしなさい」仲野孝明著
姿勢が悪いと筋肉や内臓、神経にまで負担がかかり、肩こりや腰痛をはじめ頭痛やめまい、高血圧やうつ病などのリスクを高める要因にもなるという。とはいえ、姿勢が悪い人が正しい姿勢を維持し続けることは非常に困難だ。
そこで効果を発揮するのが、「背伸び」をすること。人が背伸びをするとき、無意識に顎を引いた状態になり、頭の位置が引き上がってお腹が上に引っ張られ、お腹回りが自然に薄くなる。実はこれが理想的な体のポジションであり、この姿勢を体が覚えることで、猫背気味になったとしても姿勢を正しやすくなるのだ。
会議中など腕を伸ばして背伸びをできないときは、耳の後ろを引き上げるよう意識すると背伸びと同様の効果が期待できる。背伸びを毎日の習慣にしたい。(サンマーク出版 1400円+税)