「アルスラーン戦記15 戦旗不倒」田中芳樹著
テュニプは、客将軍クシャーフルを名乗っていたパルス王家の生き残りヒルメスを追放し、ミスル国の覇権を掌握。ミスル国都アクムールに戻ってきたパルス人商人のラヴァンは、ヒルメスの逃走後、客将軍府に軟禁されている孔雀姫フィトナに面会。フィトナは、ラヴァンから自分がパルス王国前王アンドラゴラス3世とタハミーネ王妃との間に生まれた王女だと教えられる。
ラヴァンは、フィトナにミスルの武力を利用し、僭王アルスラーンを倒しパルスの王女となるよう進言。そのためにまずはミスルの王妃となるよう仕向ける。
テュニプをはじめ、四方を難敵に包囲され、絶体絶命に陥ったアルスラーンの戦いを描くファンタジーシリーズ最新刊。(光文社 840円+税)