スマロス症候群まで巻き起こした「SMAP解散」とは何だったのか
「大人のSMAP論」速水健朗、戸部田誠、みきーる著
ジャニーズ・アイドルというが、SMAPは深夜のテレ東(テレビ東京)番組などお笑い芸人の枠から出てきた「傍流」。つまり正統派アイドルとは違って下積み芸人のような苦労を重ねてきたという。しかも彼らは「大人になってもアイドルでいられるようになった」最初のアイドル。それ以前は沢田研二も光GENJIも大人へ脱皮するのに一苦労も二苦労もしなければならなかった。またアルバムのデザインがおしゃれで、男でも買いに行けたのも画期的だったという。
ライター、編集者、そして「20年来のジャニヲタ」を自称する3人の鼎談(ていだん)はまさにファントーク。(宝島社 720円+税)