「猫返し神社」山下洋輔著
愛猫家で知られるジャズ界の巨匠がつづる猫エッセー。
先代の3匹の猫を次々と見送った直後、猫人生の源である関根家から、アーちゃんがやってきた。関根家で生まれ、他家に譲られたアーちゃんだが、2年後に訳あって出戻り。しかし、関根家の猫たちに受け入れられず難民となり、事情を聞いた著者が引き受けたという。以来10年、一人っ子のワガママ暮らしを謳歌していたアーちゃんだが、子猫のピロとリーが立て続けにやってきて、山下家は大騒ぎに。そんな猫たちとの日常から、近所の神社が愛猫家に有名な「猫返し神社」となったいきさつ、そして19歳で逝ったアーちゃんの最期など。
写真満載で猫に翻弄される日々を明かす。(徳間書店 700円+税)