「松本・梓川殺人事件」梓林太郎著

公開日: 更新日:

 安曇野署から松本署に異動になった刑事の道原は、同僚の志摩子と、前日に松本駅前で保護された4歳の男の子に話を聞きに行く。タケルと名乗ったその子は、母親に連れられ駅に行き、階段下で妹のサキと待っているように言われたと話す。

 しかし、トラックの荷台で遊んでいるうちに車が動き出し、気がついた運転手に駅に連れ戻されたらサキは消えていたという。兄妹の捜索願は出ておらず、道原は事件として捜査を開始。やがてタケル兄妹が母親・玲子と暮らしていた家が判明。しかし、玲子らの所在は分からない。さらに兄妹が妻子がいる建設会社の社員・相沢の子と分かる。

 ベテランの道原が北アルプスの玄関口で起きた動機の分からない不可解な連続拉致事件を追う長編ミステリー。 (光文社 900円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出