「金沢 男川女川殺人事件」梓林太郎著

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 旅行作家の茶屋は、顔なじみのホステス・夏見から相談を持ち掛けられる。一緒に暮らす作家の有森が2カ月前から行方不明だというのだ。3年前、24歳だった夏見は、72歳の作家・有森と客として知り合った。末期がんで余命2年と宣告された有森に請われ、同棲をしたが、有森は2年を過ぎても元気そうに見えたという。年賀状から有森の縁故を訪ね歩いた茶屋は、彼の故郷の金沢で49年前の事件を知る。当時、会社員だった有森の婚約者が町を流れる犀川で刺殺体で見つかったという。さらに16年後、未解決のその事件を追っていたライター2人が浅野川で不審死していた。

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