「オナホ売りOLの日常」堀江もちこ/文・菅原県/漫画
アダルトグッズの営業として働くもちこはアラサー。ある日、営業先に行く途中で電車の網棚にディルド(男性器張り形)を忘れてしまった。急いで駅の窓口に行くも、遺失届にディルドとは書けず、雑貨と書いてゴマカす……。
扱う普通じゃない商品の数々と意外と普通な仕事ぶり。エロを仕事とする女性への好奇の目や交際相手の偏見さえ受け入れ、柔らかくも強く生きる淡々とした「日常」、
ネット時代に押され、アダルトショップは閉店ラッシュとシビアな実情もつづる。
「柳に雪折れなし」の生き方に引き込まれるコミック&エッセー。
(光文社 1200円+税)