「AI崩壊」浜口倫太郎著

公開日: 更新日:

 2030年、国内医療機関の90%以上がAI企業HOPEの医療AI「のぞみ」を導入。7年前、HOPEの社長・西村の義兄である桐生によって作られたのぞみは、今や難病治療や診察、創薬、さらに国民の健康管理まで担うライフラインとなっていた。

 桐生は、がんに侵された妻の望を救うためAIによる新薬の開発に着手。完成した「のぞみ」は新薬の構造式を導き出したが、法律の壁に阻まれ、望は命を失ってしまう。その後、現職総理の命を救ったのぞみは、一転して存在が認められ、西村らによって進化を続けた。

 妻の死後、海外で暮らしていた桐生が総理大臣賞を受賞するため帰国。その渦中に突然、のぞみが暴走し、社会はパニックに。

 20年1月に公開される同名映画のノベライズ。

 (講談社 650円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…