「笑う死体」ジョセフ・ノックス著 池田真紀子訳

公開日: 更新日:

 汚職警官の汚名を着せられたエイダンは、同僚らの冷たい視線に耐えながら、半年間休みなしで夜勤を続行中。ある夜、連続放火事件を捜査中のエイダンは通報を受けて、女子大生のソフィに会いに行く。ソフィはクラブで知り合った男からセックス動画をネタに脅迫されているという。突き止めた男の正体はテレビのコメンテーターのカートライトだった。

 そんな中、休業中のホテルから不法侵入の通報が入る。駆け付けるとホテルの売却交渉を担当する弁護士のアニーサが待っていた。彼女の話では、警報システムが作動したが警備員のアリがいないという。館内で負傷したアリを見つけたエイダンは、客室で遺体を見つける。遺体の顔は不自然に笑っていた。

 人気ミステリーシリーズ待望の第2弾。

(新潮社 1050円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動