「新型コロナ7つの謎」宮坂昌之著

公開日: 更新日:

 感染勃発から1年が過ぎ、新型コロナウイルスの多くのことが明らかになりつつある。一方で特効薬やワクチンの普及にはまだ時間がかかるとみられ、ウィズコロナの日々は当分続きそうだ。

 本書は、巷にあふれる風説に惑わされぬよう、最新の知見に基づき、新型コロナウイルスにまつわるさまざまな疑問を解説する「敵のことを正しく知る」ためのテキスト。

 そもそもウイルスとはどのようなものか。ウイルスはどのようにして細胞内に入り、感染を広げていくのか。また抗ウイルス薬が働く仕組みや、PCR・抗原・抗体の各検査の違いなど。基本を解説しながら「BCG接種にコロナウイルス感染を防ぐ力があるのか」「インフルエンザにすぐに感染する子供がコロナにかかりにくいのはなぜか」などの疑問に答えていく。

(講談社 1000円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情