<49>東京だけ日本じゃないみたいだ
そんなに親思いの息子だったのかと、高峰は意外な思いを抱いた。偏見だとは分かっているが、金の亡者のような人間を想像していたのに。
金――というか金持ちらしい生活に執着していたのは間違いないが。
「両親を東京に呼ぶほど、金を儲けていたんでしょうか」高峰は疑問を口にした…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,117文字/全文1,257文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】