著者のコラム一覧
堂場瞬一作家

1963年、茨城県生まれ。2000年「8年」で第13回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。警察小説、スポーツ小説などさまざまな題材の小説を発表している。著書に「警視庁犯罪被害者支援課」シリーズ、「焦土の刑事」「動乱の刑事」「沃野の刑事」など多数。2021年、作家デビュー20周年を迎え、出版社を横断したプロジェクトが進行中。

<106>警察のスパイだって自分で認めるのか?

公開日: 更新日:
イラスト・宮坂猛

 海老沢は、特捜本部の担当管理官に事情を話してから、取調室のドアをノックした。ドア越しに、高峰の「はい」という声が響く。さすがに少し、苛立ちが感じられた。

 ドアを開け、高峰に向かってうなずきかける。高峰が立ち上がり、ドアのところまで寄って来た。

「どうした」眉間に皺… 

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