「日本人が知らない最先端の『世界史』 不都合な真実編」福井義高著

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 海外の最新研究を紹介しながら、20世紀の世界政治の真実を解説した、鎖国状態の日本人の歴史認識を目覚めさせる書。

 例えば1928年6月に満州の支配者が乗った列車が爆破された張作霖爆殺事件。日本の歴史学界では関東軍犯人説が通説で、中国侵略の第一歩とされることも多い。

 しかし近年、ソ連犯行説が研究者の間で有力な説になりつつあるという。その背景を示しつつ、実行犯の可能性が高いソ連の工作員の正体や、関東軍の河本大佐が犯行を自白した理由などを解説。

 他にも、ファシズム勢力による非人道的戦争遂行の象徴となっているスペインのゲルニカ空爆や、ヒトラー政権誕生を許してしまった意外な理由など。海外の最新論文から歴史の真実に迫る。

(祥伝社 935円)

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