(17)嬢ちゃん、お内儀、来てくれ
お照は、お民の顔に痣があったと話した。
「それを気にして、白粉を濃くしていたのも確かです。でも、よい薬を買ったと喜んでおりました。それがまさか毒だったなんて、信じられません。だったら、お民はそれと知らずに服んでしまったということですか? 痣が消えると思って」
「お部…
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