脂ノリノリ椎名桔平に引けを取らなかった塚本高史の存在感
先週23日に放送された土曜ワイド劇場特別企画「冤罪死刑」(テレビ朝日)では、通信社記者を熱演した主役の椎名桔平ばかりが評価されているが、後輩記者役の塚本高史(31)も決して悪くなかった。
それもそのはずで、塚本は15歳で役者デビューと、すでにキャリア16年の“ベテラン”だ。
「椎名とは映画『アウトレイジ』(北野武監督)でも共演しています。塚本はすぐに殺されるチンピラ役でしたが、いずれも主役級の俳優陣の中でそれなりに存在感を出していました。これまでドラマ『木更津キャッツアイ』など宮藤官九郎脚本作品に数多く出演し、茶髪のアンチャンという印象が強かったんですが、30代になって落ち着きが加わり、演技にも深みが感じられるようになってきましたね」(映画ライター)
塚本は、来年1月から始まるNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」にも出演するなど、“実力派”のキャリアを着々と積んでいる。そう考えると、アウトレイジは、なかなかすごい映画だ。出演者の多くがその後“幸運”に恵まれている。
「もともと知名度のある俳優を使っているということもありますが、椎名は、放送中のTBS『刑事のまなざし』で14年ぶりに連ドラに主演。加瀬亮は、映画『SPEC』がヒット。杉本哲太は、NHKの『あまちゃん』に続いて、来年はTBSの連ドラ『隠蔽捜査』に主演する。ついでに言うと、続編“ビヨンド”の西田敏行が出演しているテレビ朝日の『ドクターX』は、秋ドラマの中で最高視聴率をマーク。北野監督が好んで使う役者には何かがあるんでしょう」(テレビ誌編集者)
塚本も後に続ける!?