北大路欣也は町内の明るい「オッサン役」もピタリとハマる
昨年、高視聴率ドラマ「半沢直樹」(TBS系)の銀行頭取役で注目を集めた。映画2本、連ドラなどドラマ3本に引っ張りだこだった。今年は元日からNHK正月時代劇「桜ほうさら」で幕開け、19日には「松本清張 黒い福音~国際線スチュワーデス殺人事件」(テレビ朝日系)と出演作が続く。
時代劇俳優、市川右太衛門の次男として、京都に生まれた。13歳のとき、映画「父子鷹」の父子初共演作でデビュー。
「最初の頃こそ親の七光で脚光を浴びたが、それだけで生きていけるほど甘い世界ではない。映画、ドラマ、舞台と選り好みせず出演して生き延びてきた。父の当たり役である時代劇『旗本退屈男』にも挑戦、見事、父親を乗り越えた。エランドール賞、菊田一夫演劇賞などを受賞、コメディーからシリアスまでこなす幅広い演技力が重宝されている」(テレビ関係者)
■自ら率先して営業電話をかけドラマをPR
年を重ねてからより一層もてはやされるようになった。一昨年春に「第28回浅草芸能大賞」で大賞を受賞。昨年5月には「第21回橋田賞」で特別賞を受賞している。注目度の高さは抜群で、高齢者へのアンケート調査で「理想の高齢者有名人」トップに選ばれている。