「世良公則&ツイスト」ふとがね金太 人気ナレーターだった
一昨年10月にはメジャーデビュー35周年記念CD「頑張らねば」を発売した。
「間もなく定年を控え、将来に不安を抱えてる同世代は多いし、定年前にリストラや倒産で職を失ったり、給与ダウンで苦労してるサラリーマンも大勢いる。そんな人たちへの応援ソングです。歌いやすくて、元気が出ること、請け合いです」
もう1曲、力を入れているのが10年前にリリースしたミニアルバム「アジアン フーズ ビート」に入っている「Tom Yam Kung(トムヤム君)」だ。
「こっちはオネエ系。はるな愛やマツコ・デラックスがもてはやされる今の時代にピッタリの曲だと思いますよ」
■大企業のCMでナレーション
とはいえ、不況が続く音楽業界。食べていくのは大変だろう。
「ええ、正直なところ。30のときからCMやテレビ番組のナレーターをやってまして、主たる収入はそっちなんです。過去にはキリンビールさんの『一番搾り』、ユニクロさんの『ヒートテック』、最近では吉野家さんの『牛鍋丼』、フォルクスワーゲンさんの『ニューゴルフ ヴァリアント』、松井秀喜さんが出演する花王さんの『へルシアコーヒー』などの仕事をさせていただきました。顔が出ないため、こればっかりは自己申告で申し訳ないですが、ハハハ」