元日でも「竜兵会」最優先 劇団ひとりの「上島竜兵愛」
飲み会に女性はゼロ。新顔が注目されるのは頭の10分。あとはほったらかし。みんなが竜兵さんいじりにシフトしてしまう。そっちのほうが女の子をチヤホヤするより楽しい。まぁ、女の子としては面白くないですよね。
■助けられた竜兵さん“超天然エピソード”
竜兵さんは、よくとんでもない言い間違えをするんです。
「あ、この風景見た! アジャパー!」
正解は、アジャパーじゃなくて、“デジャビュ(既視感)”なんですよ。そういうエピソードをテレビやラジオで披露することでトークのツカミになる。名前の売れてない僕は竜兵さんのエピソードに助けられました。
テレビでけなしてもツッコんでも平気な大先輩は他にはいない。若手のピン芸人でもキャラを押し通してずうずうしくいられるようになるのも竜兵さんという大船のおかげです。媚(こ)びたヤツに仕事を回すでもなく、僕たちに竜兵ネタを提供してくれる。事務所の先輩・後輩芸人をつなげてくれる。金は出すけど見返りを求めない、むしろ後輩にツッコまれて終わる。何ていうんでしょうかね、直接的じゃなくて長く肥やしになるチャンスをくれるんですよ。そんな竜兵さんだからつい集まってしまう。元日は竜兵会の集まりが最優先、年末に海外行こうとカミさんに言われても、元日以降と決めていますよ。