新人女優が続々露出 門脇麦が切り開いた「ヌード新時代」

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■話題性で相乗効果

 映画評論家の秋本鉄次氏が言う。
「長らくテレビやCMへの影響を考え、ヌードを自主規制する傾向にありましたが、女優たちもプロであれば脱ぐのが当たり前。高橋恵子や桃井かおりといった70~80年代の映画女優がそうだったように、最近の若手からはプロ意識の高さがうかがえます。メッセージ性の強い作品は、脱ぐ=マイナスイメージに直結するわけではない。悪しき慣例が改善されつつある。作家性の強い独立系の作品は興行でみれば小さな市場ですが、話題性との相乗効果で映画界全体が活気づいています」

 別の側面もある。アイドル専門ライターの岡島紳士氏がこう補足する。
「橋本甜歌や芳賀優里亜といった子役デビュー組の女優が、フルヌードの体当たり演技をしている作品があります。彼女たちの強みはコアなファンがついていること。いずれも映画自体は小規模ですが、本編に先がけ、メーキング映像を収録したDVDや写真集が発売され、ビジネスになっている。ヌードは製作費回収のひとつの手段として定着してきた感があります」

 現在、女優界のトップランナーである吉高由里子(25)や真木よう子(31)、尾野真千子(32)は若い頃から濡れ場を経験し、女優として開花した。彼女たちを追う立場の若手女優は脱ぐ気マンマンのヌード戦国時代に突入。映画ファンにとっては誠に喜ばしい時代になった。

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