法廷騒然 ASKA裁判の一般傍聴券は競争率126倍!
競争率は実に126倍だった。ASKA被告の初公判には21枚の一般傍聴券を求めて、2646人が長蛇の列をなした。ASKA本人は報道陣の前に姿を現すことなく、密かに地裁の建物に入っていった。
東京地裁は混乱を避けるため、当初の予定時刻を大幅に繰り上げ、裁判開始の約4時間前、午前9時半から隣接する日比谷公園でリストバンド式の整理券配布を開始。小雨が降りしきる中、早朝から報道関係者やファンらが押し寄せた。
今回使用される地裁425号法廷は、09年10月に覚醒剤取締法違反に問われた酒井法子の初公判と同じ“舞台”。傍聴席数は42席と比較的小さな法廷で、司法記者クラブ加盟社への割り当て分を除くと、一般席は21席しか残らない。
過去最多の傍聴希望者数は96年のオウム真理教事件の麻原彰晃の初公判で、1万2292人が約7・5キロに及ぶ列をつくった。歴代2位は酒井法子の初公判で6615人。その当せん倍率330倍は日本の刑事裁判史上最高だった。