かつて「お嫁にしたい女優」 東山明美さんは今もドラマ出演中
「それまでの1年間は金の卵を磨くってことで、俳優座でセリフの稽古を受け、モダンバレエのレッスンをし、市川昭介先生に付いて発声練習した。費用はすべてプロダクション持ち。親は一銭も払わなかったわ」
歌手の一方、TVドラマ「お嫁さん」のヒロインを演じて人気者になり、「スチャラカ社員」「てなもんや三度笠」などに出演した。
「いつも5、6冊の台本を抱え、3時間睡眠がせいぜいだった。若くて、責任感もあったからできたんでしょうね。お給料も大卒サラリーマンの初任給が1万2000円から1万5000円くらいの時代に、月200万円以上いただいてたわ。18歳から20歳までがピークだったかな。その後、好きな男性ができて、男を取るか仕事を取るかと迫られ、23で結婚し、24で男の子を出産したの」
しかし、30代直前で離婚。芸能界に復帰した。
「息子の親権は別れたダンナが持ってたけど、しょっちゅう会ってた。その子が43になり、10歳の男の子、ワタシにとってはかわいいかわいい孫がいるの。この子が石ちゃんの大ファンなのよ。それでワタシが石ちゃんと共演したドラマを録画して見てるんですって。孫にいいとこ見せることができてうれしいわ」
都内のマンションでメス猫と暮らす。
「やりたいことはすべてやった感じ。いまは精いっぱい、人生を楽しんでるの、ハハハ」