キムタク「HERO」超え射程 米倉涼子「ドクターX」の死角
30日に行われたドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(9日21時スタート、テレビ朝日系)の制作記者発表会。この会見のためだけに作られたという「X」の巨大オブジェをバックに、主演の米倉涼子(39)をはじめ、豪華キャスト陣が顔を揃えた。「いたしません」「私、失敗しないので」の決めゼリフでおなじみ、今回でシリーズ第3弾の人気医療ドラマ。あちこちから“米倉ドラマ”にかけるテレ朝の意気込みがビンビンに伝わってくる。
この夏クールは、キムタク率いる「HERO」が平均視聴率21.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)をたたき出し、ひとり勝ちの状態だった。米倉のドクターXはこの数字がひとつの目安になるだろうが、昨年放送の第2弾の平均視聴率が23.0%だったことを考えるとキムタク超えは確実だろう。
「第2弾が終了した時点で、米倉もプロデューサーも“続編はいたしません”と打ち止め宣言をしていた。それでもシリーズ続投となったのは、完全な“局都合”です」(テレビ関係者)
視聴者のドラマ離れが進む中、みすみすヒットシリーズにピリオドを打つテレビ局はないだろうが、テレ朝が存続に必死なのは間違いない。