直近シリア滞在 危機一髪だった戦場カメラマン渡部陽一氏
後藤健二氏(47)と湯川遥菜氏(42)が人質に取られて緊迫が増しているシリア情勢。2人はトルコとの国境に近いラッカ周辺にいるとみられているが、そのシリアから、入れ替わるように帰国した人がいる。テレビでおなじみの戦場カメラマン渡部陽一氏(42)だ。念のため所属事務所に問い合わせると、「(渡部氏が)シリアにいたのは事実です。18日に帰国しました」と認めた。
渡部氏と親交があるフォトジャーナリストの山本皓一氏は「現地から連絡をもらいました」とこう言う。
「先週、僕の留守電に渡部さんから<いまトルコとシリアの国境にきています>とのメッセージが残っていたんです。その後、20日にテレビで後藤さんたちが捕らえられた映像を見て、翌日、渡部さんに電話したところ、<無事に帰ってきました>と話してくれたのでホッとしました。予定通りの帰国でしたが、もう少しシリアにいたら、現地の様子を取材できたはず。<惜しかったね>と冗談を言ったほどです」
渡部氏は今回の人質事件への関心が高く、自身のツイッターにこんな書き込みをしている。