「当時、うちには石川さゆりと森昌子がいて、百恵を合わせて“ホリプロ3人娘”として売る予定だったが、ソロで大ヒットした」と語っていた。
どこに別な才能があり、いかにチャンスをものにするかを如実に物語っている。プロ野球でも投手で入団したが、打者として成功するのと似ている。
「卒業」という形をとっているAKB48は企画モノの典型だろう。きっかけはアイドルでも、最終的に進む道は個々の考え方と行動に委ねられる。ジャニーズの後継者問題にまで踏み込んだ副社長の告白。所属タレントはどう読んだのだろうか――。
(ジャーナリスト・二田一比古)