盛り上がる「沖縄国際映画祭」 島民一体かなえた“仕掛け”とは
たとえば、本島最北端の国頭村で製作された映画「やんばるキョ!キョ!キョ!」(監督・脚本、ゴリ)。ヤンバルクイナの里を舞台に地元の子供たちが出演、沖縄の風土や家族の愛情を伝える内容は好評だった。
また、映画祭ではGYAO!、ツイッタージャパン、ワーナーエンターテイメントジャパンといったIT、エンタメ業界の幹部によるパネルディスカッションも開かれた。慶大大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授はこう言った。
「暖かく居心地のいい環境、多種多様な文化を融合させてしまうチャンプルー文化を再確認し、最新テクノロジーでプロデュース・発信、人もモノもホンモノを呼んできて育てていく。そのあたりがポイントでしょう」
辺野古では安倍政権への批判が根強いが、右肩上がりの観光、エンタメ産業でもデタラメ政権に出る幕はなさそう。