「ドクターX」秘書役で注目 内藤理沙さんの“コンテスト秘話”
写真の左隅にある日付は「02 06 27」。6月30日までの応募期間ぎりぎりだった。
全国から12万1397人の応募があったコンテストの本選は8月21日、書類審査と面接審査に合格した21人で競われた。
「母と一緒にコンテスト会場の赤坂プリンスホテルに泊まって、翌日にリハーサルをして、次の日の本番に臨みました。本選に出場した時点でオスカー(プロモーション)に所属することは決まってるんですけど、その中で6人程度がグランプリをはじめ、モデル部門、演技部門とかの賞がもらえるんですね。私も母も絶対に賞なんてもらえないと思ってましたから、リハーサルが終わった時点で『モデル部門はきっとあの子だよね』『演技部門はあの子じゃない?』とか想像して楽しんでたんです。
結局、私は賞をもらえず本選に出場しただけ。『ま、ここまで残れただけでもよかったよね。思い出づくりに出ただけだし』って母と話し合ったんですけど、父の負けず嫌いの血を引いてるみたいで、徐々に悔しさが込み上げてきて……。でも泣きませんでした。泣くと余計に悔しいから。そういえば、本選出場が決まったとき、母に『ごめんね』って言われました。たぶん、コンテストを受けさせたことによって、私の人生が決まってしまう、芸能界=離れていく、みたいな感覚だったんでしょうねぇ。まだ13歳でしたし……」