三浦マイルド R-1優勝賞金500万円使い切り今もバイト中
何とか生活できたのはバイト先が伊藤ハムの直売コーナーやったから。味や品質に変わりないか、責任もって売るために試食せないかんし(笑い)、売れ残りをいただいたり……。伊藤ハムでなかったら、今ごろ餓死してた。
それでも何回も支払いが滞って携帯電話が止められた。いつやったか3日ほど携帯が止まって、ようやく復活したと思ったら、ある作家の方から電話があって、めちゃくちゃ怒られた。
「おまえ、プロで食うてく気があるんなら、365日24時間、どこにおっても連絡が取れるようにしとけ! 電話一本で仕事が決まることがいっぱいあるんやから!」言うてね。それ以来、食事より携帯代の支払いを優先させてます。
大阪NSC(吉本総合芸能学院)を卒業して芸人の第一歩は02年。最初はコンビやったんですけどすぐにピンになり、「R─1」にはその年に行われた第1回からチャレンジしました。
なかなか芽が出なくて、初めてギャラをもらったのはデビューから6年後。金額は500円でした。今でもその振り込み明細書を大切に保管してます。