ベテラン芸人はたけんじさん 「仕事よりゴルフ」で豪華な人脈
70年代に活躍したモノマネ芸人といえば、佐々木つとむ、堺すすむ、はたけんじが挙げられるだろう。いずれも個性あふれる芸でお笑い界を席巻し、“モノマネご三家”と呼ばれたが、とりわけ、はたけんじさん(67)の三波春夫のモノマネは爆笑に次ぐ爆笑。顔を白塗りして派手な和服姿で笑いを取ったばかりか、「お客様は神様です」という本家の決めゼリフがぴったりハマった。はたさん、今どうしているのか。
「今の目立った仕事といえば講演かな。ライオンズクラブとかロータリークラブ、それから企業の研修などに出向き、相手との接し方や上手な会話の方法などをエピソードを交えて話してます。ステージと違い、笑わせなきゃいけないというプレッシャーがない分、楽っていえば楽だね」
JR四ツ谷駅近くのカフェで会ったはたさん、まずこう言った。
今年で芸人生活47年。話題には事欠かないに違いない。
「本業のほうは舞台に企業のパーティーなんかね。ほかに恒例行事としてボクの誕生月に当たる2月に、上野の東天紅で『バースデー寄席』をやってる。これはディナーショー形式で、例年200人以上のお客さんで埋まる、人気イベントです。始めてもう20年以上になる。無名時代の『ナイツ』がよく出てましたよ」